古希のお祝いに!古希の方におすすめのプレゼントやメッセージ文例

公開日: 2021年12月27日

更新日: 2022年04月09日

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「古希」とは長寿のお祝いですが、そこにはどんな意味があるのでしょうか。 古希について、年齢や祝い方、由来などをくわしく解説します。 また、古希の人がもらって嬉しいものは何でしょうか。 ここでは、古希祝いにぴったりなプレゼントの例を見ていきましょう。 古希祝いのメッセージや、プレゼントをする際の注意事項についても紹介します。

古希とは

数え年で70歳のことを、古希(こき)といいます。 この年齢になった時には、長寿のお祝いをする習慣があります。 古希(または古稀)という言葉の由来は、唐の詩人、杜甫(とほ)の詩に見られます。 「人生七十古来稀なり」とあり、70歳まで生きるのはあまりないことだ、という意味なのです。 現代の日本では平均寿命が延び、80歳を超える人も多いのですが、それでも70歳まで生きたというのはおめでたいこと。 このタイミングで親類縁者が集まって行うのが、古希のお祝いです。 数え年で70歳というのが本来の古希ですが、満年齢の誕生日にお祝いをする場合もあります。 あるいは、家族が集まりやすいような休日、特に敬老の日に集まることもできますね。

長寿のお祝いをする年齢としては、古希の他に60歳の還暦、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿などがあります。 最近では60歳は高齢者という扱いはされず、現役で働いていることもあるので、特別にお祝いをしない人もいるでしょう。 そのため、長寿のお祝いとしては70歳の古希が最初という人も多いのではないでしょうか。 なお、長寿のお祝いにはそれぞれテーマとなる色が決まっており、古希の場合はです。 古希のお祝いでは、紫色のものをプレゼントしたり、紫の座布団や衣装を用意することもあります。

古希祝いのプレゼント

古希のお祝いに向いているものとしては、花が挙げられます。 特に、古希の色である紫の花を贈るとよいでしょう。 ただし、紫や白の花は、お悔やみの時にも使われるので注意が必要です。 ピンクや青の花を混ぜるなどして、にぎやかなイメージになるように工夫した花束やアレンジメントを作ってもらいましょう。

ファッショングッズ

昔なら、古希の色である紫のちゃんちゃんこを贈ったものです。 しかし、ちゃんちゃんこにこだわらず、普段も使えるようなファッショングッズを贈るとよいでしょう。 紫色のベストや帽子、マフラーなどで、本人に似合いそうなものがあれば、古希のお祝いにはぴったりです。

旅行

古希のお祝いとしては、モノではなく旅行をプレゼントするのも一つの方法です。 配偶者が健在であれば二人で旅行できるように、旅館や交通機関の予約を取ってあげても良いですね。 あるいは、家族みんなで旅行に行き、旅館でお祝いをするのも楽しいのではないでしょうか。

お酒

お酒の好きな人なら、特別なお酒をプレゼントすると喜ばれます。 お祝い用に金箔の入った日本酒なども販売されていますよ。 普段は気軽に飲めないようなワンランク上のワイン、シャンパン、ウイスキーなどもプレゼントには向いています。

食品

本人の好きな食べ物も、プレゼントとして喜ばれます。 甘いものの好きな人なら、日持ちのする和菓子や洋菓子の詰め合わせなどがよいでしょう。 お祝いの席で使えるように、鯛の姿焼きや、上等なすき焼き用の肉を持っていく方法もあります。

古希祝いのメッセージ例文

ここでは、古希祝いで使えるメッセージの例文をご紹介します。 古希を迎えた大切な人へ、手紙やメールなどで感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。

お父様へ

「お父さんへ。 古希の誕生日、おめでとうございます。 ずっと家族のために頑張ってきたお父さん、本当にありがとう! これからもどうか健康に気を付けて、ますます元気でいてくださいね。」 「お父さん、古希おめでとう! いつも元気で若々しいお父さんは、私の自慢です。 お母さんと一緒に、いつまでも仲良く楽しく過ごしてくださいね。 どうか身体に気を付けてずっと長生きしてください。 今度、またみんなで旅行に行きましょうね。 楽しみにしています。」

お母様へ

「お母さんへ。 古希のお誕生日、おめでとうございます。 今まで、ずっと私たちのために頑張ってきたお母さん。 これからはもっと親孝行をするので、なんでもどんどん頼ってきてくださいね。」 「古希のお誕生日、大変におめでとうございます。 いつも元気いっぱいのお母さん、70歳だなんて信じられないです。 今まで一生懸命働いてきたのだから、これからは、いっぱい人生を楽しんでくださいね。 身体に気をつけて、お父さんと一緒に、ますます元気でいてください。」

お祖父様・お祖母様へ

「おじいちゃんへ。 古希おめでとうございます。 いつも本当にありがとう。 これからも、どうか元気でいつまでも長生きをしてください。 また、みんなで遊びにいきます。 その時はよろしくお願いしますね。」 「おばあちゃんへ。 70歳のお誕生日、本当におめでとう。 おばあちゃんと話をすると、いつも心が温かくなってホッとした気持ちになります。 これからも、どうかよろしくね。 身体に十分気を付けて、ますます元気でいてください。」

上司へ

「○○様 古希を迎えられたとのこと、大変におめでとうございます。 いつも丁寧にご指導をいただき、感謝に堪えません。 まだまだ至らない私共ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 どうかお身体に気を付けて、お元気でお過ごしください。 さらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます。 ○○部一同。」 「○○様 古希になられたとお聞きしました。 心よりお祝いを申し上げます。 これからも色々とご迷惑をおかけするかと思いますが、どうかよろしくお願いしますね。 ○○様のご健康と、増々のご活躍を深くお祈り申し上げます。」

古希祝いで気を付けたいポイント

ふさわしくないプレゼント

古希のプレゼントをする際には、注意が必要なものがあります。 特に縁起が悪いとされているものには、気を付ける必要がありますね。 例えば、櫛などは、「苦」や「死」を連想させるので不吉とされます。 花を贈る際も、紫や白だけの花束や菊は、仏花を連想させるので避けたいものです。 また、もう一点気を付けたいのは、本人の健康状態について。 食べ物やお酒を贈る際は、医師から「控えるように」といわれていないか確認が必要でしょう。 せっかくのお祝いなのですから、嫌な思い出にならないよう、注意することが必要です。

のしを付ける場合

水引の形

古希の贈り物には、のしをつけることがあります。 この時注意したいのは、必ず水引が蝶結びのものを使うことです。 水引には、蝶結びのものと結びきりのものがあります。 蝶結びはちょうちょのような形の結び方で、端をひっぱるとほどけるようになっているものです。 何度でも結びなおせる蝶結びは、何度も繰り返し起こってほしい出来事に使います。 一方、結びきりは端を引っ張ってもほどけないようになっており、一度限りにしたい事柄に使うのです。 古希の場合、長寿のお祝いなので何度でもお祝いしたいもの。 ですから、蝶結びのほうを使うことが正しいといえます。

水引の色

古希のお祝いの時は、金銀か紅白の水引を使いましょう。 どちらも、おめでたい時に使うものです。 水引の色には黒と白や銀と白、黄と白のものもあります。 これらはお通夜や葬儀、法事の時に使われるものです。 間違ってこのような水引を使ってしまうと、とても失礼なことになってしまいます。 デパートなどでプレゼントを用意する際などには、「古希祝いです」と告げれば適切なものを用意してくれますよ。 自分でのし紙などを用意する際は、十分に気を付けましょう。

古希の人には心のこもったお祝いを

古希は70歳という年齢からして、かなり多くの人が体験するライフイベントです。 還暦よりもより「高齢になった」という実感を伴う年齢かもしれません。 家族など周囲の人は、ぜひこのお祝いを大切に祝ってあげてほしいと思います。 そのためには、お祝いの席を設けてあげたり、古希の人に合ったプレゼントを贈ったりしたいものです。 心のこもったプレゼントや声掛け、メッセージは、高齢の方にとって大きな励ましとなるはずです。

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