後悔のない独身生活を送りたい!不安を解消するためにできること
公開日: 2021年09月30日
更新日: 2022年04月09日
- くらし全般
最近は、一生独身で過ごす人も増えてきました。 そういう人を見て「後悔しない?」と言う人もいます。 たしかに、独身でいることにはデメリットもありますが、工夫次第でその不安を解消することもできるのです。 独身の人はどのような点に気を付ける必要があるのでしょうか。 不安を解消し、自由な独身生活を後悔なく楽しむためのポイントを解説します。
一生涯独身を貫く人が増えている
近年の日本では、一生結婚しないという人が増えてきました。 従来は、ある程度の年齢になれば結婚するのが当たり前だったのですが、近頃はそうとは限りません。 2015年の国勢調査によると、50歳の時点で結婚した経験のない人は男性で23.37%。 女性だと14.06%の人が未婚となっています。 このようは未婚の人の割合は、年々増えています。 2000年の国勢調査では、男性12.57%、女性5.82%であり、男性では2倍近く、女性では3倍近くになっているのです。
独身の人が増えている理由
価値観が多様化しているから
生涯結婚をしない人が増えてきた理由として、一つには価値観の多様化があげられます。 昔は、大人になったら結婚をし子供を持つのが当たり前で、そうでなければ不幸と考えられていましたが、今ではすべての人がそう考えているわけではありません。 例えば以前は、女性の場合、結婚と同時に仕事を辞めて「家庭に入る」というルートが多かったといえます。
しかし今では、結婚よりも仕事を優先したいし、夫に養ってもらわなくてもよいという人もいるのです。 また、男女を問わず、必ずしも結婚しなくてよい、家庭に縛られるのが嫌だという感覚を持つ人が多くなってきたのでしょう。
金銭的な負担を避けたいから
結婚をしない人が増えた理由として、経済成長が思わしくない日本における金銭的な不安も挙げられます。 結婚する際には、新居の用意や家財道具など、多くのお金がかかることから、二の足を踏む人が多くなったと考えられるのです。 また、将来子供ができれば、養育費・教育費などの負担が大きくなります。 このような金銭面での負担が、独身の時よりも大きくなるのは確実です。 自分で稼いだお金を自分だけで使える独身時代よりも、金銭的に厳しくなることを考えると、結婚をためらう気持ちになるのかもしれません。 また、年収の少なさから、家族を養う自信がないと考える人もいるのではないでしょうか。
「お見合い」が減ったから
最近では、お見合いよりも恋愛結婚が当たり前となり、親戚や知人に結婚相手を紹介してもらうということが減りました。 国立社会保障・人口問題研究所の統計によると、2010~2014年に初婚で結婚した人のうちお見合いだったのは5.5%にすぎません。 現代は、結婚したければ自分で相手を探さなくてはならないのが当たり前の時代。 そのことが結婚へのハードルを上げているとも言えます。
独身でいることの後悔
孤独を感じる
独身でいることには気楽さもありますが、後悔する部分もあります。 一人で生活していると孤独を感じることが多い、というのもその一つです。 親の家を離れて一人暮らしをしている人、親が亡くなって一人になってしまった人。 仕事が終わって家に帰っても、誰も出迎えてくれない寂しさがあるかもしれません。 また、30代から40代くらいの世代の場合、周囲の友達が家庭を持ってしまい、休日一緒に遊んでくれなくなるという話も聞きますね。 さらに年を取って仕事をリタイアした後は、自宅で一人で過ごすことが多くなるでしょう。 独身で過ごすというのは、このような寂しさが付きまとうものです。
緊急時に頼れる人がいない
独身で困るのは、いざという時に助けてくれる人がいないということです。 病気になっても、看病してくれたり、心配して一緒に病院に行ってくれたりする人がいないかもしれません。 急に家で倒れたとしても、救急車を呼んでくれる人がそばにいるわけではないのです。 場合によっては、そのまま亡くなってしまうことを心配する人もいます。 一生独身でいるということは、このようなリスクも考えておく必要があるというわけです。
老後の不安がある
さらに心配なのが、老後の生活です。 高齢になると、身体が不自由になったり、認知症を発症したりすることもあるでしょう。 このような場合でも、一人で暮らしていると生活の手助けをしてくれる人はいません。 自分一人ですべてをやらなくてはいけないのです。 例えば、現在ご両親が高齢な人は、重い物の移動や庭の手入れ、役所や病院の手続きを代わりにしてあげることがよくありますよね。 独身の人の場合、年を取ってもそのような手助けをしてくれる人がいないということになるのです。
独身で後悔しないためにできることは?
趣味をつくる
独身者の孤独感を癒すためには、何か趣味を持つことが役に立ちます。 もしも今、何も趣味がないのなら、何か熱中できるものを探してみましょう。 例えば、スポーツが好きな人なら、健康増進を兼ねて野球チームなどの運動サークルに入るのもよいですね。 自分で運動はできなくても、スポーツのチームを観戦し応援する楽しみを持つ人もいます。 また、自宅で手芸や工作に没頭する人、ガーデニングや畑仕事を楽しむ人、絵画や音楽をたしなむ人も。 ゲームが好きなら、オンラインゲームで友達を作って寂しさを忘れるという方法もあります。 時間を自分のために自由に使えるのが、独身のメリット。 何か夢中になれる趣味を作ることで、独身生活を楽しむことができます。
資格などの勉強をする
独身の人は、自由な時間を活かしてスキルアップをすることもできます。 資格などの勉強をして、仕事の能力を高めたり副業を始めたりする人もいますよ。 家族のいる人は、どうしても配偶者や子供の相手に時間を取られてしまうもの。 休みの日に一人で勉強しようと思っても、難しい場合が多々あるでしょう。 その点、独身の人なら誰にも邪魔されず勉強に打ち込めます。 そのことを大きなメリットと捉えれば、自分自身のグレードアップや増収につなげることもできるのです。 何か興味のある資格やスキルがあれば、挑戦してみるのもよいのではないでしょうか。
人とのつながりを築く
独身の人は、意識して人とのつながりを築いておくようにしたいものです。 それによって孤独感が和らぐだけでなく、一人で解決できないことが起きた時に誰かを頼れるようになります。 親戚や仕事の仲間だけでなく、近所の人とも、可能な範囲でつながりを持っておくとよいでしょう。 いざという時には、近所に住んでいる友達のほうがスムーズに助け合えるかもしれません。 例えば、趣味のサークルや地域のボランティアに顔を出し、気の合う人を見つける方法もあります。 独身だからこそ、普段から一緒にご飯を食べたり相談したりできる仲間を作っておけば、何かと心強いものです。
資金計画を立てる
独身者にとって、老後の金銭面での不安は大きいものです。 今後、何にどのくらいお金を使い、どのくらい貯蓄にまわすかという資金計画を立てておくことが老後の不安解消につながります。 家族がいない分、経済的に困った時でも助けてくれる人がいないということを念頭に置きましょう。 また、介護や病気治療が必要になった時、独身者は他人の手を借りなくてはならないため、十分な費用を用意しておく必要があります。 家族持ちとは異なり、「自分で稼いだお金は自分ですべて自由に使える」と思っていると、つい無駄遣いをしてしまうという人も。 早い段階から資金計画を立てておけば、老後になって慌てる必要がなくなります。
身元保証団体に相談する
独身の人は、身元保証を任せられる人がいないという場合が多くあります。 しかし、老人ホームに入居したり病院に入院したりする際に、ほとんどの施設で身元保証人のサインが求められることをご存じでしょうか? 自分が高齢になったとき、身元保証人がいないと困ることがあるのです。 ですから、独身の方は身元保証をしてくれる企業や団体をうまく活用しましょう。 中でもおすすめなのが「身元保証相談士協会」。 日本最大級の規模を誇る身元保証の専門家団体です。 身元保証についてだけでなく、今後のライフプランなど、自分の老後のことで少しでも不安のある方は問い合わせてみるとよいかもしれません。 無料相談も受け付けているので、ぜひ気軽に利用してみてくださいね。 全国93拠点の会員が
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後悔なく独身生活を過ごすためには対策が必要
独身での生活は、ある意味気楽で自由なものです。 しかし、年齢を重ねるにつれて問題が起きてくる可能性もあります。 その時になって後悔しないためには、意識して対策をしておく必要があるでしょう。 自由な時間を有効に生かして、趣味に打ち込んだり勉強をしたりすることも一つの方法です。 また、老後になって後悔しないためには、お金のことをきちんと考えておくことが不可欠といえます。 加えて、人とのつながりを持つなど、他人の手を借りることも意識したいものですね。